花曇り
イロハカエデ ケヤキ クスノキ
観測史上最も早い開花宣言となった昨年と同じく、今年も3月14日に東京の桜が咲き始めました。
三宿の森ではソメイヨシノとヤマザクラが同時に開花、
花曇りの後、降り始めた春の雨が花吹雪を誘い、陽光の下とは違った風情を見せる三宿の森でした。
華やかな花木に比べると地味で、ほとんど人目をひくことはありませんが、
よく見ると、多くの木が春に花の季節を迎えることが分かります。
赤い小さな花をたくさん咲かせ、花後に小さなプロペラ型の種をつけるイロハカエデ、
一枝に雄花、中性花、雌花をつけ、秋になると種をつけた枯葉をプロペラにして舞うケヤキ、
遠目には花のように見えるピンク色の新芽の中から花が姿を覗かせるクスノキなど
個性ある木々の姿の観察は、森で過ごす時間の楽しみを増やしてくれることは間違いありません。
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緑グループのメンバーはいつも通りにゴミ拾いから作業を開始、
ビオトープ池では実生のネズミモチを伐ったり、池周辺の整備の後、水の浄化に役立ってほしいと、
以前の春の防災イベントの時に焼いた花炭を水中に投入しました。
ヒキガエルは孵化した頃ですが、デッキ上の観察隊にはオタマジャクシは発見できなかったようです。
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菊花壇では、メンバー達の手際が年々レベルアップという声が聞こえる中で、
腐葉土や肥料を入れて土づくりをした後、防草シートをはって、苗植えの準備を進めました。 |
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多聞ゲートや北側の園路清掃も終えた11時頃から雨が降り始め、早目の作業終了となりましたが、
コロナ禍の中、一度も休むことなく20年度の活動を終えられたことが何よりうれしく思われました。
21年度も元気に集うことが出来ることを願っています。
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