春のイベント    2018・3・11(日)
                       晴れ 気温13℃ 参加者58名 緑グループ19名

防災体験教室
   
東日本大震災から7回目の3月11日が巡って来た日、
サンシュユと河津桜がひときわ鮮やかな花色を見せる三宿の森で
春のイベント「防災体験教室」が開催されました。
緑グループ・メンバーは9時に集合し、園内の樹木剪定枝を使った火おこし、焼き芋や花炭の準備、
多聞ゲートにたまった土砂の除去など、手際よく準備を進めていきました。
火も程よく起きた10時頃から、参加者の姿が少しずつ増え始めました。
火おこし体験用としたかまどでは、おそらく見たことさえ初めてのマッチをこわごわ擦る姿や、
少し大きな子供がたきぎの扱いを学ぶ様子が見られました。
今回、初めて試した枝伐り、のこぎり体験が予想を超えた人気を博し、
恒例となった花炭チームの周りには、自然と人の輪が出来あがっていきました。
11時からマンホールトイレの設置体験をしました。
ポンプを押して、園路下のトイレ用排水管を井戸水が流れる所を確認という目論見は、
とりあえず流れる事は分かったという程度の水量でしたが、これも現実体験のひとつとなりました。
段ボール箱に収められているトイレの組み立て、撤収を体験していただきましたが、
小さな子供達にとってはテント体験が珍しく、楽しい様子でした。
区内では初事例と言われる三宿の森のマンホールトイレは、
型式の古さ、排水管の機能性に難点がありそうですが、こういう体験を踏まえて、
可能な対処法を知っておくことも大切なことと思われます。

焼き芋配布

花炭窯開き
  
11時半ごろから、焼き芋や花炭のお楽しみとなりました。
今年のさつま芋、鳴門金時も大好評で、炭に変身した植物たちの姿にも歓声が上がっていました。




災害が起きた時に何が出来るかは分からないとしても、地域で意識を共有しておくことに意義があるという
区派遣警備会社の防災担当者のご挨拶で、12時15分に防災イベントが終了しました。
風もない晴天に恵まれたイベントの成功に感謝し、これからの平穏を願いつつ、片付けを終えました。

遅めの春を巻き返す勢いで、桜前線が近付いている気配が見え始めています。
三宿の森の春も、是非お楽しみください。