防災体験教室
週末の天気予報が「曇り」から「雨後曇り」へと変わり、
空模様と相談という2015年「防災体験教室」のスタートとなりました。
満開のカワヅザクラ、サンシュユの周りで傘を差してネイチャーゲームに興じる親子グループを見ながら、
広報通りに「雨天中止」とするか、小雨の中で敢行するか、緑グループ内でも意見が分かれました。 |
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結局、マンホール・トイレ設置と花炭作りは見合わせ、かまどベンチを一基だけ開けて火を起こし、
用意のさつま芋を少し焼くことに意見がまとまり、9時40分頃から作業に取り掛かりました。
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かまどの火起し、さつま芋を新聞紙とアルミホイルで巻く作業をしていると、
イベント開始予定の10時になり、子供達の姿が少しずつ見られるようになりました。
そこで、急きょ、子供達にも作業を手伝ってもらって、焼き芋の数を40本ほどに増やすことにしました。 |
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焼き芋が焼き上がるまでの時間に子供達をビオトープ池の見学に誘いました。
池に置かれたバケツやフネの中には、3月3日に区の派遣業者による浚渫作業が行われた時に救出し、
クラスルームの倉庫内に保護していたメダカ、モツゴ、トンボのヤゴ、ヒキガエルの卵などが入っています。
池の水の入れ替えから4〜5日が経ったこの日の朝9時に移動、水温を調整して放流することにしました。
3月3日(火)の浚渫作業の様子
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落葉・落枝、投げ込まれたごみ類、ヘドロなどを除去し、ビオトープ池の水がすっかり入れ替わりました。
今後の経過を見ながら、水質改善のバクテリア剤投入や水を浄化する水生植物植栽などを検討しています。
これからはザリガニや今回捕獲した60cmほどもあるコイのような投げ込みが起きることなく、
多様な水生動植物が見られるビオトープ池に戻ることを願っています。
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10時45分頃、お待ちかねの焼き芋ができ上がって、いつもの「美味しい」輪が広がりました。
因みに今年のさつま芋は茨城県産「シルクスイート」という品種でした。
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イベント終了が近付いた11時半頃、保護していた水生生物をビオトープ池へ戻しました。
ゼリー状のヒキガエルの卵塊をさわってみたり、トンボのヤゴを間近かで観察したり、
モツゴが勢いよく泳いで行く姿を確認したり、これもとても良い体験教室になったことと思います。 |
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かまどの火を始末し、ベンチを元に戻して、「時々小雨」というコンディションの中での縮小イベントが、
予定通りの12時に終了しました。
かまどの灰の始末など最後まで積極的に参加してくれた子供達、
「防災」に関心を持って参加された方が緑グループのメンバーになって下さったことなど、
天候には恵まれませんでしたが、楽しく、充実した半日となりました。
もうすぐ4年を迎える東日本大震災に思いを寄せつつ・・・。
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