第8回 秋の虫の音を聞く会   2012・9・8(土)     

                 天気:晴れ 気温:29℃ 参加者:46名 緑グループ:11名
第8回「秋の虫の音を聞く会」は朝方雨が降り、午後からも時々雨の予報に気がもめましたが、
段々と晴れ上がり、心配のない空の下で開催することができました。
始めに青空クラスルームに展示した今年の夏に三宿の森周辺で捕まえた虫たちを観察しました。

【展示した虫】
オニヤンマ キリギリス ショウリョウバッタ オンブバッタ コクワガタ カブトムシ カナブン 
エンマコオロギ スズムシ アブラゼミ ツクツクボウシ ミンミンゼミ など

スズムシ

左:メス 右:オス           鳴いているオス

飼育しているスズムシも展示して、リーン、リーーンというきれいな「虫の音」を楽しみました。
実はこれは鳴き声ではなく、立てた羽を震わせて擦り合わせる音なのですが、
本当に鈴のように美しい音色でした。
少し日が暮れ始めた頃、園内観察会をスタートしました。
すぐに目に入ってきたのが餌を探して空を飛び交うアブラコウモリで、
人の耳では捉えられない音をバットディテクター(超音波可聴化受信機)で聞いてみました。
園路沿いの木の上ではアオマツムシがうるさいほどにないていましたが、
よーく耳を澄ますと、コオロギのなき声も聴きとることができました。
今回、初めてライト・トラップを仕掛けてみました。
青い誘蛾灯に誘われて、アオドウガネ、ビロウドコガネ、ヒメビロウドコガネ、ウスアカクロゴモクムシ、
ゴミムシの仲間、ハネカクシの仲間、スグリゾウムシ、イチモンジセセリなどがやって来て、
子供達の好奇心を誘ってくれました。

思い思いの場所で観察をしたり、恒例のブルーシートでくつろいだりした後、
お馴染みの人気者?アズマヒキガエルも登場して、ひと盛り上がりの後、7時半に閉会となりました。
本格的な秋の訪れとともに、虫の音も元気になっていくことと思いますので、
三宿の森で秋を探してみてくださいね!

【観察した虫や生物】
昆虫:アオマツムシ エンマコオロギ モリオカメコオロギ ツヅレサセコオロギ サビキコリ 
アゲハチョウ 哺乳類:アブラコウモリ 鳥類:ワカケホンセイインコ 両生類:アズマヒキガエル