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 7 月



コバギボウシ −キジカクシ科−


ヒヨドリジョウゴ −ナス科−

つぼみが橋の欄干に飾る擬宝珠に似ていることから
名付けられたといわれるコバギボウシは、
植物分類がAPG体系に変わったことによって、
ユリ科からキジカクシ科に科名が変わりました。
淡紫色の花が夏の花壇に爽やかさを添えてくれます。



赤い実をヒヨドリが好むので名付けられたという
ヒヨドリジョウゴですが、
ヒヨドリが食べている観察例はないと言われます。
三宿の森のあちこちでかわいい花や赤い実を
見ることができるつる性植物です。




ヒヨドリバナ −キク科−


ホタルブクロ −キキョウ科−

ヒヨドリが鳴くころ花が咲くことが名前の由来の
ヒヨドリバナは、ササ刈りをして明るくなった林床に
清楚な花を咲かせていました。
留鳥となったヒヨドリは街でも一年中鳴いて、
名前の由来とは合わなくなりました。



名前の由来に提灯の古語である火垂(=ほたる)や、
子供が花の中に蛍を入れて遊んだなどと
諸説あるホタルブクロ(=蛍袋)です。
根生葉が食用になるために山小菜という漢名を持ち、
カンパヌラ(=鐘)の属名を持っています。