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桜の開花が始まり、気持ち良く晴れた日曜日の午前中、恒例の三宿の森の春のイベントが開催されました。
最初に昨年12月に代沢小前に建立した大田区の坂口安吾旧宅から移築した門柱の安吾記念碑について、
移築に尽力された北沢川文化遺産保存の会のきむらさんからお話を伺いました。
文学碑のことや鳥観察会というテーマに合わせた三好達治と鳥のことなど大変興味深いお話でした。
続いて10時過ぎから世田谷トラストまちづくりの野鳥ボランティアによる観察会がスタートしました。
前回は三宿の森緑地内の観察会でしたが、今回はより多くの鳥に出会えるよう歩いて観察することになり、
代沢小学校前から寄り道をしながら北沢川緑道を歩き、三宿の森へと向かいます。
藍工房に作成をお願いした緑グループの藍染の旗も今日からデビューしました。
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最初の寄り道は緑の多い森厳寺と北沢八幡宮でした。
フィールド・スコープで見ると見慣れた筈のカラスさえも新鮮に見えたり、
黄緑色のワカケホンセイインコに歓声が上がったりしました。
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花の季節を迎えた緑道では植物観察にも足を止める光景がしばしば見られました。
せせらぎの中ではメダカや小さな川エビが泳ぐ姿も見られました。 |
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円泉ケ丘公園ではハンガーで作ったハシブトガラスの巣を見つけました。
巣作り中のシジュウカラが口にくわえた材料を古木の穴に運ぶ姿も目撃できました。
三宿の森に戻って、春の装いを始めた園内を1周して、観察会を締めくくりました。
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お茶で一服入れた後、観察した11種の鳥をもう一度写真で見せていただいたり、
世田谷に増えた鳥、見られなくなった鳥、ツバメの様子などの質疑応答の後、
予定通りの12時に散会となりました。
春休みのせいか参加者が少なめだったのは残念でしたが、講師8名と参加者・緑グループ27名で
身近な鳥や植物を観察しながら歩き、気持の良い春のひと時を過ごすことが出来ました。
旗の前で記念撮影をしたり、ミーティングをして、緑グループの活動も1時過ぎに終了しました。
充実した2007年度の活動の締めくくりに相応しい1日だったと思います。
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