道沿いにエノコログサ、メヒシバ、イヌビエなどの
イネ科植物はよく見かけますが、
三宿近辺で珍しいと思われるのがコブナグサです。
葉の形をフナに見立てて、小鮒草と名付けられ、
湿った草地、あぜ道などに群生しています。
八丈島では刈安(カリヤス)と呼ばれ、
黄八丈の染料として使われています。
|
秋の彼岸の頃、真紅の花を咲かせるヒガンバナは
曼珠沙華(天上に咲く赤い花を意味する梵語)、
ハミズハナミズ(葉見ず花見ず)、シビトバナなど
50以上の地方名を持つと言われています。
稲作が日本に伝来した頃、救荒作物として中国から
人が持ち込んだ、又は球根が海を渡って
流れ着いたという2つの説があります。
鱗茎にアルカロイドを含む有毒植物ですが、
水にさらし、澱粉を採って食用にしたそうです。
|